このシリーズが終わったのは結構前になるんですけど、気に入っているので紹介。
高校二年生で見た目、美少女の向坂真希(こうさか まさき)と高校一年生で、でもそう見えない(大人っぽくみえる)、渕上省吾(ふちがみ しょうご)の特殊能力をもった二人の少年が異世界の敵と戦うシリーズです。
シリーズは全部で6巻。
一応、どこから読んでも内容は通じるようにかかれているので大丈夫かと思います。
普段はケンカばっかりしているけれど、ほんとはお互いを大切に思っている二人。
そんな二人の関係がおいしいんです!!
見た目はまんま美少女の真希ですが、ちゃんと男の子やっているし(その割には回りの所為で何度か女装させられてますけど(笑))、無愛想な省吾のほうも真希の前ではかわいいし!
でてくるキャラもすべてアクが強くて楽しいです。
オススメなのはやはり、4巻の孤哀の少女と6巻の砂上の楽園でしょうか。
孤哀の少女では省吾を気に入った少女の所為で真希VS操られた省吾があってドキドキものだし、そのことによって真希を傷つけてしまった省吾の気持ちがほんと痛いです。
やっぱ、二人は特別な関係なのね♪(ヨコシマな意味ではなく)と再確認できるかと。
砂上の楽園では彼らのコンビの間に中年男(笑)が入ってきて二人のコンビの危機!
その男の所為で真希は自分を責めて仮死状態になってしまうし……
(考えてみるとこのシリーズって結構真希ってば死にかけているような……ι)
真希をそんな目にあわせた男に復讐したいと思う省吾……
あう、もうこれはほんと愛ですね。(ヨコシマな意味ではなく)
二回ほどヨコシマな意味ではなくと使いましたが。
ヨコシマな目でみると楽しいけど、
ふたりはそういった関係ではなく、
あくまで特別な関係!ってのがぴったりです。
あやしいけど、プラトニックな関係ってのがいいんです!
なんでもかんでもくっけてしまうよりも、そういったくっつきではなく純粋に特別な立場ってのがポイントなんです。
(いや、男×男が不純ってわけじゃないんですけど:汗)
二人の関係もおいしいですが、彼らに助けられた鬼の結那鬼(ゆなき)も献身的でいいですし、彼らのリーダーである女傑的な美紗緒リーダーも素敵です。
他にも人という種族は他人より力を持っている人に対して恐怖してしまう悲しい種族だということが描かれていて力をもつことのつらさ、人の思いやりの気持ちとかも考えさせられます。
ぜひぜひ、一読の価値ありです!
小説ですので読みにくいってのはあるかもしれませんが、一応、ティーンズ向けなんでわりとサクサクいけるのではと思います。
四位広猫さんのイラストもかわいいですよ〜(//▽//)
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